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実走磨耗試験②…600㏄携行缶に入れ、走行による磨耗の状況をテストします

 シェイク実験に使った600㏄の携行缶の方は、逆流防止弁にブロックされた状態に似せて寝かせて実走試験することにします。
 新たに桃太郎鋳10型と15型を4単位ずつ入れ、IPAを約100㏄加えて密栓します。水抜き剤が切れたため、別口4ℓ買ったIPAを使います。画像は200㏄容器に入っていますが、その約半分を入れました。
 燃料タンク手前の亜鉛メッキ鋼板のパイプ内の状況を想定して、少なめの溶媒量です。
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 超精密秤は30グラムまでしか計量できないため、15型はポンチで印を付けて個体を識別できるようにしてあります。
 15型2個と10型8個がそれぞれ30グラム弱になるので、15型1+2,3+4,そして10型、の3グループに分けて計測しておきます。
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2010/12/20  取り出してみました。シェイクに使っていない個体ですが、どこが減っているのか、まだ判別は困難です。
 計量すると下表のようになりました。ここでも、10型8個と15型4個との磨耗量が拮抗しています。
 ただ、秤の安定性に難があって、この磨耗率では計測値に厳しいものがあります。もう3千㎞ほど走ったらまた計測してみる予定です。
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2011/5/9  なんとかまともな計測値が得られました。
 3リットル携行缶の桃太郎鋳ほどではありませんが、磨耗が進んでいることが目視できます。
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実走磨耗試験経過集計(FK-01)

日 付 11/13 12/20 2011/5/9 個別磨耗量/率
距離計(㎞) 145,015 148,086 168,474
区間走行距離 (㎞) 3,071 20.388
10型8個(g) 28.504 28.497 28.470 0.027/0.013
15型1+2(g) 25.268 25.264 25.244
15型3+4(g) 25.479 25.475 25.454
15型小計(g) 50.747 50.739 50.698 0.041/0.020
重量合計(g) 79.251 79.236 79.168
合計磨耗量 (g) 0.015 0.068 (8単位合計)
合計磨耗率 (g/1万㎞) 0.049 0.033 (8単位合計)


 
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