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実走磨耗試験①…3ℓ携行缶に入れ、走行による磨耗の状況をテストします


 もう少し秤の精度が欲しくて、0.001グラム単位のデジタルスケールを買いました。でも量る度に最小桁はウロウロしてなかなか落ち着いてくれません。 イメージ

 3ℓの携行缶に入れクルマに積んで実走試験します。問題は何㎞走るか、なのですが、5,000㎞なら二カ月ほどかかります。10,000㎞にしようかな…長すぎるかな…走りながら悩めばいいや!と気付いて、IPAを約400㏄入れて密栓します。搭載位置は後席の足元、つまり燃料タンクの上付近です(その後、乗員や荷物の都合で車内をあちこち移動させましたが、最終的に最後部のラゲッジスペースに落ち着きました)。 イメージ

 適度にモモタロイは液中に沈んでいます。 イメージ

2010/12/20  走行距離が中途半端ですが、取り出してみます。
 各々、平面の縁が携行缶底面とこすれた跡がついています。
 計量すると下表のようになりました。
 ラゲッジスペースのクッションで鋭い振動が伝わらず、ほとんど前後左右の滑走による磨耗だけであるためか、給油管内の桃太郎鋳に比べて磨耗率はかなり低くなっています。
 10型8個と15型4個の磨耗量は拮抗しています。
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2011/5/9  何とかまともな計測値が得られました。
十分な距離を走ったためか、錫粒の外観から明らかに磨耗しています。
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実走磨耗試験経過集計(FK-03)

日  付 11/11 12/20 2011/5/9 個別磨耗量/率
距離計(㎞) 145,003 148,086 168,474
区間走行距離 (㎞) 3,083 20,388
10型8個(g) 28.597 28.589 28.565 0.024/0.012
15型1+2(g) 25.557 25.553 25.535
15型3+4(g) 25.733 25.728 25.697
15型小計(g) 51.290 51.281 51.232 0.049/0.024
合計重量(g) 79.887 79.870 79.797
合計磨耗量 (g) 0.017 0.073 (8単位合計)
合計磨耗率 (g/1万㎞) 0.055 0.036 (8単位合計)

 
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